ALOHA!ハートバランス・コラム
EP10 離婚危機 ~ カウンセラーへの道
私がまず最初にカウンセリングに興味を持ち始めたのは、3~4年前ハワイに移住してちょっと経った後です。
実は、これまでカウンセラーに興味を持った事はありませんでした。
カウンセラーに話したり、相談したいと思ったり、自分にとって必要だと思った事は一度もなかったのです。
カウンセリングは、重い悩みを持って心の病んでいる人の為のもの、“普通の人”には不要なものだと思っていたからです。
今思えば、なんという大間違い!
今だから言えますが、あの頃の私は本当に悩んでいました。
私の両親が「もしかしたら離婚してしまうかも」という、全く予想していなかった出来事に驚き精神的に参っていた時期です。
家族崩壊!
いきなり唐突に起こった出来事で、しかも家族大好きな私は、親の離婚騒動にショックを隠しきれませんでした。
あんなに幸せでパーフェクトファミリーだと思っていたのに『こんな展開ってあり?』と、ドラマクイーンになってしまっていました。
その一時期、色々あって母親と口をきけなくなった時もあって、自分でそのショックという気持ちと、怒りと、悲しみ、
全ての感情をどう対処していいのか分からなくなって一人で悩んでいました。
私はカウンセラーになる前は、秘密主義で自分の思いや問題をあまり他人とシェアするタイプの人間ではありませんでした。
今はこんな公でペラペラ話していますが(笑)人は変わるものなのです。でも、あの時はまだ、自分がカウンセリングに行くとかは、
思いつきもしませんでした。でも思い返して見ると、そういえば、その時の自分の辛い気持ちを初期段階で打ち明けれたのは元カウンセラーの年上の友達でした。
(今思うとなんという偶然!)
きっと無意識のうちに、彼女だったら分かってくれるんじゃないか、って思ったんだと思います。
話を戻して、何故この機会が私にとってカウンセリングに興味を持つきっかけになったかです。
それは、離婚問題発生時期に、母親はとっても悩んでいたと思うんです。でも、母親の言っている事が私にはあの時理解できなかったから、
私は聞いてあげて問題に一緒に向き合わず、そっぽを向いてしまったのです。
本当は、母は誰かに理解して欲しいと思っていたのだと思います。しかし、話せる人はいなかったんじゃないでしょうか。
父親とは良く話しましたが、きっと女同士が難しかったのでしょう。
だから、彼女のような結婚や離婚の事で一人で悩んでいる人、そしてその結果、家族の事で悩んでいる、あの時の私みたいな人、の助けになりたいって思ったんです。
…それがきっかけです。
最初に私は、こう言いました。
カウンセリングは、重い悩みを持って心の病んでいる人の為のもので、“普通の人”には不要なものだと思っていました。
普通の人だって誰だって、軽い・重い・色んな悩みは持っています。心が病んでいると自分が思おうと思わなくとも、悩みを持って落ち込む事は、
ごく自然な事です。それが普通なのです。
実際に私自身がカウンセリングに行って、その凄さに気付いたのは、又別の件で、もっと後になってからなのですが…。
カウンセリングのお陰も有って、両親はあの時を乗り越えて、現在うまく行ってます。