ALOHA!ハートバランス・コラム
EP03 バンクーバーでのひと夏の恋
“カナダの語学学校へ短期留学”編で大事な事を言い忘れてました。
バンクーバーでは、ひと夏の恋をしました。
カナダ、ケベック州のフランス系カナダ人のブライアン。
この短い一ヶ月間をより充実させ、英語の上達を望んでいた私は、留学に行く前から決めていたのです。 “外国人の彼を作ってひと夏の恋をする”と。。。(笑)
ブライアンとは最初から意気投合、お互いにキュートだなと思い合っていたので、気付くと自然にボーイフレンドとガールフレンドのカップルになっていました。 それからは一緒にご飯を食べたり、映画を観たり、友達たちとパーティしたり、学校外の時間を一緒に楽しみました。
一番の思い出は彼と彼の親友、私の女友達と4人で行った Mount Whistler でのスノーボードです。本場のスノーボードですよ!
流石にケベック出身のブライアンは、すごく上手くて格好良かったんです。しかし、あまり上手くない私が1箇所でとろとろやっていたので、
周りのセミプロっぽいカナダ人には“ Get the fxxk out of here!!” (さっさとどけ~)と、怒鳴られました。
あのレーンは本当にいるべき場所ではなかったんです。と、こんな思い出も。
『最初から1ヶ月後にはお別れ』と分かっていたので、ボーイフレンドとガールフレンドとは言っても有効期限付きの関係とお互いが理解しているカジュアルなお付き合いでした。 ですから、喧嘩も無くとっても穏やかに一ヶ月のお付き合いが過ぎました。何故あの時、あの関係をあんなにもサラッと上手に楽しめたのかな、 と思うと、きっと“期待”がなかったからなのだと思います。
相手に対してもっとこうして欲しいと思ったり、喧嘩をしたり、気持ちが不安定になったり、疑問を抱いたりするのは相手に対してや二人の関係に対して、
それなりに“期待”があるからだと思います。でも勿論、好きだったら相手に期待をするのは当たり前ですし、もっとこういう関係になりたい、
と更に良いものを期待するのは自然な事で、今考えてみると、バンクーバーの一夏の恋が“楽しい恋”でさっぱりと終われたのは、
「目一杯今の時間を充実させて楽しもう!」ということを考えていて、それ以上の期待が無く、現実をちゃんと理解していたからだと思います。
こんな風にじっくり思い返した事はなかったので、「なるほどそうだったのか」と思ってしまいました。
欲望や願望を持つ事、期待をする事は決して悪い事ではありません。
しかし誤った方法でしてしまうと、空想の世界が膨らんでしまい、現実を理解し賢明な判断をすることができなくなってしまいます。
自分でコントロールできる状況、できない状況を理解し、願望を現実化させる為にできるステップを考えることが大切です。
カウンセラーのMakikoとなって思い返してみて、改めて思った事でした。