ハワイ&アメリカ体験記 『思い出のハワイ』
初夏のメイン州とロングバケーション/Vol.18
4月になりファイナルも終わり、いよいよ待望のロングバケーション。
今回はチケットを事前にNYで購入したので今回はメインから全部飛行機での移動となる。
次の授業が始まるまで約4ヶ月、それまでハワイに滞在する。でも4ヶ月は以外と長いと思う。勉強もしなくてはならないことが沢山あるし、静かなところで勉強?も、いいかも??
それにしても、4月も終わるのになんでこんなに寒いんだろう?雪は今だ溶けない、北国はみんなこんな感じなのだろうか?
メインで仲良くなった友達数名は、5月で卒業しそれぞれ自分の実家へ帰ったり、新しい所へ移動したり、ちょっと寂しい。お世話になったテリーも卒業である!同じメインだが、私の住んでいる所から2時間位のところにある会社に就職した。キースはニューヨークのウォール街にある証券会社に就職。スペインから来ていた私のフラメンコダンスの師でもあるアンソニーはドクターを目指しているが彼も研修でこの夏ボストンへ行く。こうやって、人生の中で、出逢い、別れが繰り返されるのが人生。私のルームメイトのアナマリアも、休みの間自分の国に帰るようだ?フランスから来ているフランシスやソフィア、ニックは夏期講習を受けるからこのまま残るそうだ。私の住む寮は、インターナショナルの学生が多く住んでいて、ほとんどが大学院生である。日本人の学生は私を含め他の男性2名のみと、これもすごく恵まれた環境だった。いやでも英語を話さなくてはコミニケーションが取れないので、必死で聞いたり話したりしていた。この時はプライドなんて完全になかった。生き残ることに必死だから、そんなことを言っている場合ではなかった。人間、崖っぷちに立てば、底力が出る物だ!!
授業もだんだん終わりに近づいてくる。他の学生も休みを前にして楽しそうである。私は休みに入り、最初の頃だけ夏期講習を受け、ハワイへ行くことにした。そうすれば、単位が取れる!!お金も節約しないとならないし、いつまでも滞在しているほど時間もない。
いよいよ、授業も最後。みんな授業が終わったら、さっさと荷物を纏めてそれぞれの所へと帰っていった。私は、ガラーンとした寮に残る。私のいる寮は夏だけ夏期講習の学生が入ることが出来るので、また別の学生がどんどん荷物を持って移動してきた。こういう光景も体験しないと分からない。私はルームメイトがいないので二人部屋を一人で使うことになった・・・ラッキー!約4ヶ月ハワイに滞在しようと思ったが、夏期講習を受けるから3ヶ月に変更した。講習は3週間。初夏のメインは涼しくて過ごしやすい。緑もきれいになり、キャンパスもすがすがしい!
毎日授業はあるが、いつもの授業よりは時間が短くだいたい午前中で終わる。
いつものごとく、Seanが話しかけてくるが、なんだと思ったらいつも使っているカフェが閉鎖していて、別のカフェまで行かないと食事が出来ないことを教えに来てくれた。
そんなー・・・・??別のカフェとは、キャンパスの遙か彼方の私のドームの反対側にあるところ!そこまで歩いて毎日行くのは・・・キャンパスがすごーく広くて、とても反対側まで歩いて毎日は通えそうもない?どうしよう~・・・。仲がよい数名のドーム仲間とどうするか迷う?結論はみんなでお金を出し合って、交代でドームのキッチンで食事を作ることに決めた!
食材の買い出しにドームの友達3人とスーパーへ行く。車はSeanが持っているので、彼に運転してもらうことになった??ところが彼は今免許停止中で運転できない状態なのだ。そこで、私が運転することになる。メインのバンガーと言うところは、ほとんど日本食がない。今日の食事担当は私だが、食材がないのでかなり迷いながら考えたのが餃子!餃子はだいたいの人が食べられるし、不思議と皮だけは売っていたので、挽肉や野菜を混ぜればいいと思った・・・
キッチンでお料理開始。以外と手間が掛かったのは、皮に具を包む作業。みんなで手分けして何とか終わる。後は焼いて終わり。焼き始めると良い匂いが、プーンと漂ってくる。
あー懐かしい匂い~。お腹もすいてきて、みんなでテーブルを囲んで、おいしく食べた。
たまにはこういう食事もいい、特に日本の味に飢えている私には!
それからは、毎日それぞれが自分の国のお料理などを作り、インターナショナルフードフェアーみたいな感じで良い思い出になった。