ハワイ&アメリカ体験記 『思い出のハワイ』
メイン州からハワイ州へ移動/Vol.11
メインに行く前の私の英語力は5%位。ほとんど話せない状態で行った。
最初は日本から行ったのだが、乗り継ぎを何度かしたので、20時間以上も掛かった。
到着したのが深夜だったため、エアポート近くのホテルで一夜を過ごしたのだが、翌朝ホテルの窓から外を見てすでに後悔が始まった。どんよりした空、周りは何も無い、すごい田舎である(想像以上だった)、「私はこれからここで本当にやっていけるのだろうか??」なんて結構落ち込み!!
タクシーで大学まで行くが、その道中は今まで見たこともない風景の連続。
メイン州はニューイングランドなので、英語はどちらかというと、ニューヨークの早さで、ブリティッシュイングリッシュのようだ。最初は何を言っているのか聞き取るだけでも大変だった。
メイン州でもまた色々な経験・体験をした。
メインに行ってからの8ヶ月間は全く日本語を話さなかった。
そして、いよいよ楽しみにしていたバケーション。
メインからハワイへ行くのだが、この時驚いたのは日本からハワイへ行った方が全然近い。
メインからハワイへは、まずボストンへ出て、ボストンからNY、そしてLAそしてハワイ。なんか気の遠くなるような距離に「アメリカは本当に大きいんだなあ」と実感した!
ところが・・・クリスマスシーズンで、メインからボストンまでのフライトは既にSOLD OUT!!
どうしよーと考えていると、寮のお友達のテリーがクルマでボストンまで帰るから乗せて行ってくれることになった。(メインは雪が多く北海道と同じ位だと思う。)・・・ボストンまでクルマ?何時間?6時間!!遠ーいー!しかし、それ以外に選択の余地はなく、ハワイへ行くのを諦めるかの選択になってしまう。
それは絶対いやなので、テリーに乗せてもらう事にした。雪が1メートル以上は積もっているのに「大丈夫かなぁ・・・」と思いながらのロングドライブだ。移動は夜だったから、ホワイトクリスマスがすごーく綺麗だったけど・・・各家ごとに違うクリスマスデコレーション、さすがアメリカのホワイトクリスマスは盛大だ!
「こんな旅もそんなに何回もあるわけではないからいいかなぁ~」とこの時はのんきに思っていたのだが、その先でもっと大変になるとはこの時は考えもしなかった。・・・結局早めに出て良かったのだが、6時間以上かかってボストンのエアポートへ到着した。ボストンまでいけばそんなに日本人が目立って多いわけでもなく、この数ヶ月間メインではもちろん日本人に接触する機会がなかった私にとっては、良い環境に入れたことに感謝している。
チェックインをしてテリーと別れた、一人で搭乗を待つ。LAまでは5時間のフライト。
「日本からハワイまで6時間ちょっとかかるのに、同じアメリカなのに広いんだなぁ~」と思いつついよいよ搭乗。日本人は私一人だけ。こんな状況もそうそうないんだろうなぁ~と思いながらも英語にも慣れてきた私は、結構落ち着いていたと思う?飛行中はもうただただ寝ていました。
気が付くとLA到着直前。ここからが長かったー。次のフライトまで4時間もある。
「何しようかなぁ~」とエアポートの探索と人間ウォッチングを楽しんだ。・・・エアポートは色々な人がいて、出逢い、別れとドラマチィックな場所である。その後、ブックストアで本を買い、カフェで本を読みながら時間をつぶした。やっと搭乗時間になり、LAからホノルルまでがさらに5時間!!
私はハワイへ行くのに、トータル何時間かけていくのだろう??
メイン→ボストン:6時間半、ボストン→LA:5時間、LA→ホノルル:5時間・・・全工程16時間半!! すごーい!行き先はヨーロッパ?みたいな旅でした。
LAのエアポートもよくクルマの仕事で来たなぁ~なんて過去を思い出しながら、離陸。
飛行機の中ではメインランドからハワイへバケーションに行く人たちでいっぱい。やはりこの飛行機も日本人は見かけない?隣の席のアメリカ人が色々と話しかけてくる。どこから来たのか?「メイン」と答えると、ほとんどの人がすごいリアクションをする。????。
それくらいメインってアメリカでも遠いし、珍しい場所?しかし、ブッシュ大統領などの別荘地でも有名で、スティーブン・キングがよく映画を作るときはメインが使われる。食べ物で有名なのは、「メインロブスター」、そんなお話しをお隣の白人の方としながらのフライトで寝る間もなくホノルルへ到着してしまった!・・・ホノルルへは夜到着なので時差ボケに注意しなくてはならない。