ハワイ&アメリカ体験記 『思い出のハワイ』
ローマ観光/Vol.55
前日の出来事の余韻が残りながらも、二日目はローマを観光することにして、朝早くから外へ出掛けた。お正月なので、町中もすこし静かです。昨日の支配人さんが知り合いのタクシードライバーを紹介してくれたので、名所見学をすることにした。 コロッセオ、トレヴィの泉、スペイン広場、ドムス・アウレア、カラカラ浴場、パンテオン神殿などなど。
車での移動はとても楽、地元の人が一緒なので迷うこともなく色々と見られて、ローマを実感し良い時間を過ごすことが出来た。
トレヴィの泉は残念ながら工事中で、水が入っていなかった。
でも皆さんコインを投げていた。
映画「ローマの休日」の舞台にもなった「真実の口」。
ここで手を入れ てみたりと、完全に観光客気分を満喫する。
ローマ国立博物館や美術館なども見て回り、凄く充実した一日を過ごす ことが出来た。
明日はバティカンへ行くことにして、ホテルへ戻った。
この日のディナーは、ピザで有名なお店があると聞いたので、そこで初のピザを食べた。
部屋に戻りこれからどうするか話をしながら、由香ちゃんはワインを2本も飲み干した!
昨日の事が嘘のようだ。
次の日も朝早くから出掛けて、最初にヴァティカンへ行った。
ここはどうしても行ってみたかった所。
ヴァティカンへ到着すると、やはり想像していたとおり感動です!
ヴァティカンを一回りして、今度はウインドーショッピングです。
階段を降りながら先の大きな通りに出ようとしたところで、変質者に遭遇。
またもや、次のハプニングが起こってしまった!
由香ちゃんは状況判断が出来ていないらしく、私がいきなり走り出したので、焦って付いてきましたが、何で走っているのか分かっていないので、走りながら状況を説明した。
大通りに出て、すぐに、車を止めて降りてきた男の人がいたので「Help!!」と大声で叫びながら助けを求めると、その男性、すごく驚いている様子!
そりゃーそうですよね~、イタリア語だったらすぐ分かったかも知れませんが、英語でHelpといって日本人二人が飛びついたら、逆に私達が変だと思いますよね~(笑)
一応状況が分かったその男性は、助けてくれてその変質者を追い払ってくれました。
お礼を言おうとその男性の顔を見ると、すごいハンサム!
アランドロン顔負けのイケメン。なんだか恥ずかしくなってしまいました。
お礼をいってその場を離れて、ブティックが並ぶ通りに出てウインドーショッピング。
何軒かお店をのぞいている間に、とても素敵なコートを発見!
何度見ても良い感じだ。着てみるともっと欲しくなってしまった。・・・やばい。
気に入った色はあと一着しかなく、どうしようか散々迷ったのですが、思い切って買うことにした。接客してくれたのは英語を話すイタリア男性。
コートを買って満足な私は、一度ホテルへ戻ることに。
ホテルで早速買ってきたコートを袋から出して見ていると、裾の方の革が変!
ジャケットの裾の所の革だけ別の革のようななんとも手触りが違います。
急いでお店に電話したのですが、お昼休みで電話に出ません。
仕方が無いので、3時過ぎにお店まで行ってみることに。
3時過ぎにお店が開いて、入っていくと、接客してくれた男性がいたので事情を言うと、もう黒はないので、ブラウンだったら別のがあるから交換すると言われるが…ブラウンでは納得がいかない。なんとかしたいが、交渉のしようがない。だって他の商品が無い。
仕方がないので、プライスを換えて欲しいと言うと、奥にいた女性のオーナーが出てきて、なにやらまくし立てている。イタリア語なのでチンプンカンプン。
男性の人が通訳してくれているのですが、どうもその女性は、プライスも変えられないし、交換も出来ないと言い張っている。 なんだかすごく感情的になっている。こちらはお客なのに、なんでこんな変な態度を取られるのか・・・納得がいかなくなってきた。
その男性も確かに革が違うのを認めているのに、その女性が凄い剣幕なのだ。
こうなったら、私も引けません。その男性に通訳してもらいながら交渉を続ける。
絶対に譲ろうとしないその女性。私も譲れない、交渉すること40分。
根負けしたのか、その女性がプライスを下げることで解決へ向かう。
帰りのタクシーの中で、由香ちゃんに言われた。
「私、日本人からお金を巻き上げるイタリア人は見たことあるけど、
イタリア人から値段を交渉する日本人はじめて見たよ」と笑っていました。
今日も長い一日でしたが、気に入ったコートが手に入り満足。
これで、寒いローマの町中も温かな気分で歩いて回れます。